Pro Toolsのエキスパートが、Pro Toolsでの作業で必要になる、便利なショートカットや、ティップスをご紹介します。
通常、左の『タイムラインと編集位置をリンク』ボタンが押されている状態ですと、編集している位置と再生したい場所は同じですが、このボタンが『押されていない状態』はどのような時に『使える!』のでしょうか?
実際、よくあるパターンは『タイムラインと編集位置をリンク』ボタンが押されている状態で編集範囲を選択します。この時、選択範囲が『Grid』モードで『ループプレイバック』である事が望ましいです。
選択範囲は左のように青い上下の矢印で示されます。これが『タイムライン』と『編集位置』がリンクしている状態です。上下の矢印は『スタートポイント』と『エンドポイント』を示しています。
若干話はそれますが、いずれかのトラックの『レコードボタン』がおされていると上下の矢印は赤くなります。
『タイムライン範囲と編集範囲をリンク』ボタンをオフにすると新たに黄色いマークが出てきますが、これが編集範囲を意味しています。左の状態はタイムライン範囲と編集範囲はリンクしていませんが両方の範囲が一致している状態です。この状態で再生してもタイムラインと編集範囲はリンクしていますのでループは崩れませんし、スタートポイント、エンドポイントは変わりません。
MIDIエディタ画面や楽譜エディタでMIDIノートを編集したり、オーディオの波形を編集するために編集範囲が変わってしまってもスタートポイントとエンドポイントは変わらないのでループしたままの編集にはもってこいです。