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Pro Toolsのエキスパートが、Pro Toolsでの作業で必要になる、便利なショートカットや、ティップスをご紹介します。

#29. LEでのプラグイン遅延補正について

2009年12月19日

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#26回のTipsで紹介した『ディスプレイとメーターの表示』で触れた項目の延長です。トラックごとのプラグインインサートの遅延の表示は出来ますが、どのように補正したらいいのでしょうか?

Pro Tools LEではHWバッファーサイズ内なら自動的に補正がかかりますが、プラグインによっては補正の域を出てしまいますので、『プラグインの遅れ』は『プラグイン』で補正します。

インサートの『Delay』の項目から各トラックに『TimeAdjuster』をインサートします。

Time Adjuster Short1

『long』『medium』『short』とありますが『short』で4~259 samples、『medium』で4~2051 samples、『long』で最大8195 samplesまで調節出来ます。

Time Adjuster Short2

基本的にLE 環境でDigidesign製のプラグインはゼロレイテンシーですが、PT8付属のバーチャルインストゥルメントのBoom, DB-33, Xpand!2等は10 samples、『Smack!』で1 sample、『Trillium Lane Labs TL Aggro』1 sample、『Bomb Factory Purple Audio MC77』6 samplesとなっています。

AUXトラックにインサートするとプラグインレイテンシーは10 samples加えられます。

各フェーダーの表示を『dly』表示にしてレイテンシーを表示します。

dly

dly2

各トラックに『TimeAdjuster Short』をインサートして『samples』の数値を調節します。

Fixed

dly fixed

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