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Pro Toolsのエキスパートが、Pro Toolsでの作業で必要になる、便利なショートカットや、ティップスをご紹介します。

#37. Audio Fileのリアルタイムピッチベンド

2010年1月29日

Pitch

オーディオファイルをリアルタイムで『ピッチベンド』したり『ピッチシフト』をしたいという希望がありましたので、Structure Free を使った作業をご紹介します。

Structure Freeをインストゥルメントトラックにインサートします。

Structure Free Insert

Structure Freeにはデフォルト状態で『Sine Wave』のパッチが立ち上がっています。

Sine

Structure FreeではPatchを4つまでインサート出来ます。ここでは、インサートされているパッチを取り除いておきます。

Structure Remove Patch

Pro Toolsのセッションで編集したピッチベンドしたいオーディオファイルをStructure Freeの空白になった『PATCH』の欄にドラッグ&ドロップします。

MIDIチャンネルを設定してMIDIの信号が送られていて、オーディオが鳴るか確認します。

ドラッグ&ドロップしたオーディオファイルはデフォルトではキーボードの『C3』に割り当てられます。C3を基点にPitchが上がればサンプルプレイバックのテンポは早くなり、Pitchが下がるとサンプルプレイバックのテンポは遅くなります。

MIDI Channel

任意のPitch Bend幅を設定します。

Pitch Bend Up

Pitch Bend

Structure Freeのインサートされているトラックのレコードボタンをオンにして、キーボードを弾きピッチベンドを動かしますとピッチベンドされたオーディオがMIDI情報としてレコーディングされます。

Pro Tools 8ではパラメーターの項目も好きなだけ表示させられますので、『ノート』と『ピッチベンド』を表示させて同時に見ながらレコーディングする事が出来ます。

Record

Pitch Bend View

レコーディングしたピッチベンドのカーブを編集する場合は『ペンシルツール』を使用します。

Pencil Tool

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