Pro Toolsのエキスパートが、Pro Toolsでの作業で必要になる、便利なショートカットや、ティップスをご紹介します。
前回は、『リアルタイムプロパティ』を使用してインストゥルメントトラック『全体』に非破壊のMIDI操作をする方法を説明しましたが、今回は更に進んでインストゥルメントトラックの『リージョン』ごとに非破壊のMIDI操作をする方法を説明します。メニューバー>イベント>MIDIリアルタイムプロパティで『リアルタイムプロパティウィンドウ』を表示させます。
MIDI操作したいリージョンを選択し『以下に適用』という項目から選択したリージョンを選択します。
選択したリージョン内のノートをクオンタイズしたい場合には『クオンタイズグリッド/グルーブメニュー』をクリックして任意のグルーブを選択します。
赤い矢印の示す『R』が含まれているリージョンは『リージョン』ごとにリアルタイムプロパティでMIDI操作されたという事を示しており、青い矢印の示す『T』が含まれているリージョンは『トラック』全体にリアルタイムプロパティのMIDI操作が有効になっている状態を示しています。
また、画面の左には『MIDIイベントリスト』を表示していますが『R』と『T』の表示が確認出来ます。
リージョン毎にMIDI操作を変化させて『バース』と『コーラス』を違うスイング感にしてグルーブに変化を持たせるといった作業も非破壊で可能です。