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Pro Toolsのエキスパートが、Pro Toolsでの作業で必要になる、便利なショートカットや、ティップスをご紹介します。

#85.DigiBaseの活用

2010年11月28日

Pro Tools 9でより一層便利になったDigiBase。 以前までのバージョンではPro Tools HDやDVToolkit2を使用したPro Tools LEでのみ機能したDigiBaseProのカタログ作成がPro Tools 9でご利用頂けるようになりました。

例えば効果音やドラムキットのサウンドライブラリーをカタログ作成することにより、一瞬で探し出したいファイルにアクセスして、試聴したりインポートする事が可能です。 カタログはエイリアスを集めたフォルダのため、ファイルのコピーが作成されたり、ファイルの保存場所が変わったりする事はありません。 音効さんでこの機能を使っていない方は居ないと思いますが、音楽制作ユーザーにとっても非常に強い見方になってくれる機能です、ぜひ活用してみて下さい。

カタログ作成の手順を追って紹介致します。

ウィンドウメニューから、ワークスペースを表示させます。

虫眼鏡マークをクリックして、ファイル名の欄にここではScratchと入力し、タイプをオーディオとし検索をクリックします。

すると、Scratchと名前の付くオーディオファイルを探し出してくれます。 この際に入力ファイル名の前後に*や文字の曖昧な箇所に?つける事で名前の曖昧なファイルの検索を行う事も可能ですが、 高度な検索にチェックを入れなければ自動的に曖昧検索されます。

探し出したファイルのうち、カタログ化したいファイルを全て選択した状態で、’選択範囲のカタログを作成’を選びカタログ名を入力するだけでカタログ作成は完了です。

作成されたScratchサウンドのカタログ。スピーカーマークをクリックすればファイルのオーディションが出来ます。

波形のオーバービューの途中をクリックすると、オーディオファイルを途中から再生オーディションも出来ます。

セッションのテンポに合わせてオーディションしたい場合は、下記にチェックを入れます。

また検索ファイルタイプを選択出来るので、セッションファイルの雛形をカタログ化したり、ビデオファイルやMIDIファイルをライブラリーとしておけば、作業効率UP出来るのではないでしょうか。

もちろん見つけ出したオーディオファイルは、セッションウィンドウ上の空いている部分へドラッグ&ドロップすれば新規トラックが作成され、そのままインポート出来ます。

特に膨大なサンプルライブラリーをお持ちの方は、オリジナルカタログ作成で効率UPに挑戦してみてください。

DigiBaseはその他詳細情報でのファイル管理も出来るので、積極的な活用をオススメします!

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