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フラグシップモデル登場か!?DNx IO登場!

2015年4月14日

AVID Connect

そして、今回発表されたDNx IO。約9年ぶりとなるハードウェアの新製品です。先月MOJO DXの生産の完了が発表され、ビデオインターフェイスとしてはもうハードウェアは作らないのではないか?とまで噂されていただけに衝撃が大きい製品です!

注目の機能はこちら

・4Kに対応したフォーマット

・リアルタイムまたはアクセラレートされたエンコード・デコード機能

・電源2重化

最大のポイントはなんといっても最大の目玉は4K対応!先に対応していたMediaComposer 8にインターフェイスも追いつく形となりました。中身はパートナーシップを契約しているBlackmagic Design製のようです。もちろん、新しいコーディックのDXxHRもリアルタイムでエンコードするなど、スペックは非常に高いことが伺えますね。対応フォーマットはSD、HD、Ultra HD、2K、4Kとのことなので、Nitris DXの上位機種という位置付けです。ビデオハードウェアが出るということで、生産完了されたMojo DXの後継かと思っていたので、さらにびっくり。

また、エンコード・デコード処理がリアルタイムまたはアクセラレートで処理されるそうです。2Kや4Kなどの高解像度映像の編集はコンピューターの負荷がとてもかかるので、そういった意味でもリアルタイム処理やアクセラレート処理ができることで、コンピューターに対する負荷の軽減も期待できます。なお、オンボードDNxHRのアクセラレータ処理機能については、年末に対応予定とのことでした。ということは、年末にソフトのアップデートが発表されるのでしょうか!?

電源が2重化されているということで、より冗長性が強化されたユニットとなっていますね。また、フロントやリアパネルを見ても電源らしいボタンは見当たりません。この辺りは既存のBlackmagic DesignやAvidのハードウェアと同じで、コンピューターと連動して自動的に電源ONになることが予想されますね。

AVID Connect

気になるリアパネルを見ると、4K対応のQuad SDIが2種類あります。こちらは12bit SDIとDual 3G SDIにも対応だそうです。どのようなフォーマットのSDIも受け取れる一歩進んだ設計ですね。接続自体は従来のPCIeに加え、Thunderboltが2ポート搭載。デイジーチェーンも対応しているようです。Blackmagic Designからすでに発売されているUltra Studio 4Kに似ていますが、ビデオやオーディオの端子が明らかに多いので、さらにハイスペックのようですね。AVDIのリクエストで新しく設計した全く新しいモデルだということです

また、今まで別ハードウェアやPCオンボードを使用していたRS232の9Pinポートですが、インターフェイスに搭載となりました。ワークフローのファイルベース化が進む日本でもまだまだ現役の9Pinコントロールが搭載されたのも嬉しいですね。2系統用意されているので、9Pinマスターと9Pinリモートのように使い分けができる可能性が非常に高いですね。Pro Toolsでも対応してくれることを期待します!!

発売時期は2015年秋ということですが、半年前でここまで製品が完成しているとなると、早く発売して欲しいところですね。実機を触るのが待ち遠しくてなりません!

DNx IO プレスリリース

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