Pro Toolsのエキスパートが、Pro Toolsでの作業で必要になる、便利なショートカットや、ティップスをご紹介します。
本日Pro Tools の最新バージョンとなる12.8がリリースとなりました!! すでにAvidアカウントより入手が可能となっています。Cloud Collaborationの機能強化、またHD版では注目のDolby Atmosへ対応を果たし、7.1.2 & 7.0.2 ステム・フォーマットをサポート。またPro Toolsミキサー上で3Dパンニングが行えるなど、最先端のコンテンツ制作をしっかりフォローする内容です。まずは、Avidからのニュースリリースを下記しますので内容ご確認ください!!
◎Pro Tools | HDのみの特徴
・Dolby Atmos スピーカー・コンフィギュレーションに対応: 7.1.2 & 7.0.2 ステム・フォーマットをサポート、併せてフォールド・ダウン・ロジックも装備。
・Dolby Atmosパンナー・プラグインがなくても、Pro Tools ミキサー上で3D オブジェクトのルーティングやパンニングが素早く実行可能。
・オーディオおよびAtmosオートメーションのパンチインが可能
・Pro Tools | S6もDolby Atmosワークフローに完全対応
・Pro Tools | MTRX で、大規模なイマーシブ・オーディオ・フォーマット時のオーディオ・ルーティングを容易に実現
・プリント・マスター・メタ・データを埋め込んだADM BWAVに対応し、再利用が容易に
・シネマまたはホーム用RMUに接続可能、さらに新しいMacベースの“Dolby Atmos Renderer”にも対応
◎Pro Tools | First ,Pro Tools及びPro Tools | HD共通の特徴
クラウド・コラボレーション機能強化!
Pro Tools 12.8では、新たに最大10名までのコラボレーターが参加可能となったクラウド・コラボレーション機能を使うことで、世界中のチーム・メンバーと効率良く協業していくことが可能となりました。プロジェクト自体も、ローカルのみに保存することが可能となり、必要なプロジェクトのみを選択してクラウドに上げるといったこともできるようになっています。また、新たな「Avidクラウド・コラボレーション・プレミアム・プラン」により、より一層、クラウド・コラボレーション機能が利用しやすくなりました!
◎Pro Tools | Firstのみの特徴
・Pro Tools | First 12.8では、フル・バージョンのPro Tools 及びPro Tools | HD上のプロジェクトに参加し、無償でコラボレーションすることが可能となりました。また、このバージョンからは、新たな「Avidクラウド・コラボレーション・プレミアム・プラン」を利用することで、自らがオーナーとなりコラボレーションを開始させることも可能となります。
・無償の1GBフリー・クラウド・スペースに最大3つまでのプロジェクトを保存して作業可能な他、月額640円から利用可能となる「Avidクラウド・コラボレーション・プレミアム・プラン」を使うことで、他のPro Toolsユーザーとコラボレートできる他、クラウド・ストレージを拡張、プロジェクトの増加、ローカルへの保存等が可能となります。
・Pro Tools | First 12.8には、サウンドベース機能も追加され、ループ素材をよりインテリジェントに管理することが可能となり、合わせてそれに対応した500 MBサンプル・ライブラリーも付属します。これにより、プロジェクトに最適なビート、グルーヴ、スタイルそしてサウンドを、数多くのオーディオ素材の中から素早く見つけ出し、使用することが、より簡単に行えるようになりました。
・Pro Tools | First12.8では、新たに「トラック・フリーズ」機能も追加されたので、コラボレーターが、同じプラグインを持っているかどうかを心配する必要もありません。エフェクトが実行されているトラックのレンダリング処理を行うことができる「トラック・フリーズ」機能を施して各トラックをシェアすることで、コラボレーターは、そのプラグインを所有していなくても、正確にそのサウンドを確認することが可能となります。「トラック・フリーズ」機能はまた、お使いのコンピューターのプロセッシング・パワーを節約するにも役立ちます。負荷の高いエフェクトを実行時に「トラック・フリーズ」機能を利用することで、CPUパワーが解放され、より快適にその後の作業を継続することができるようになります。
◎Avidクラウド・コラボレーション・プレミアム・プランについて
新しいクラウドコラボレーション・プランへは、マスター・アカウント内の「My Avid Cloud」タブよりアクセス可能です。新たに10GBスペースを月額640円で利用可能となった「アーティスト・クラウド・プラン」が加わり、よりお手軽にクラウド・コラボレーション環境を利用することができるようにりました。
年間アップグレード制が導入されて以降、アップデートも頻繁に行われており、求められる機能と開発、そしてリリースがタイムリーに行われてきています。今後もこのスパンで次々と進化を遂げていくのではないでしょうか、今後のPro Toolsにも期待大です!!