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Pro Toolsのエキスパートが、Pro Toolsでの作業で必要になる、便利なショートカットや、ティップスをご紹介します。

#7. ループ・レコーディングとテイク編集

2009年9月12日

Take

PT8にはとても便利なテイク編集機能が追加されました。特に一人でフレーズ作りのアイデアをまとめる時や、『イイとこ』『美味しいとこ』を組み合わせる時、何トラックもあるヴォーカル・テイクを編集する際に力を発揮します。

 

 

 

 

Loop Rec On

 

Preference設定>初期設定を開き『ループレコーディングのときは新規プレイリストを自動的に作成』にチェックを入れます。ここにチェックを入れる事により『ループ・レコーディング』を行うと録音されたテイクが自動的に『トラックビューセレクター』内の『プレイリスト』に蓄積されます。

 

 

Loop Recオプション>ループレコーディングを選択します。もしくはトランスポートのレコーディング・ボタンを右クリックして『ループ』を選択します。ショート・カットはOption+L(Mac)または、テンキー5です。

 

Recording

ループしたい範囲を選択し、トラックのレコード・ボタンを押すと(Shift+R)タイム・ライン上の選択範囲のスタート・ポイントとエンド・ポイントが赤いマーカーに切り替わります。

 

Playlistループ・レコーディング終了後にトラック・ビュー・セレクタから『プレイリスト』を選択します。

 

 

Playlist View 2ループ・レコーディングされた各トラックが表示されます。

上段から古いテイクが表示され、一番下の空欄にテイクやリージョンを加える事が出来ます。

 

 

Copy to Main各プレイリストには『ソロ・ボタン』と『選択範囲をメインプレイリストへコピー・ボタン』がありますので、各テイクの採用したい部分を選択し、『選択範囲をメインプレイリストへコピー・ボタン』を押してメイン・プレイリストにテイク編集をしてゆきます。『選択範囲をメインプレイリストへコピー・ボタン』のショート・カットは『Control+Option+V』(Mac)です。

Track Compメイン・プレイリストに各テイクの採用部分を組み合わせてテイク編集ができ完成に一歩近づきましたが、テイクを組み合わせているのでどうしてもリージョンの継ぎ目のノイズが気になると思います。

 

 

Batch Fade組み合わせた全てのリージョンを選択し、『Command+F』を押しますと『バッチフェード』の画面が出てきますので、フェードのカーブを設定してOKをクリックすると、リージョン同士を自動的にクロスフェードします。設定したバッチフェードを変更するには、フェード部分をグラバー・ツールでダブルクリックしてフェード・ウィンドウを開き調整します。バッチフェードの設定がおおよそ確定している場合は『F』を押すだけ自動的にバッチフェードを実行出来ます。

 

フェード部分を上手に編集する事で自然なつなぎ目になりますが、フェード部分をグリッドに関係ない調整したい場合は、Commandを押しながらトリム・ツールでフェードの両端をトリムします。

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