Pro Toolsのエキスパートが、Pro Toolsでの作業で必要になる、便利なショートカットや、ティップスをご紹介します。
Pro Toolsで作業している際に、選択している範囲を簡単に拡大表示したくなることはありませんか?
Pro Toolsでは編集画面上のオーディオ・ファイルや、MIDIファイルの事を『リージョン』と読んでいますが、これらのリージョン内の細かい編集時にはズームを切り替えることにより、トランジェントや波形の細部をチェックして、ノイズの除去などの編集をする事が出来ます。また、『ズーム切り替え』はオーディオ・トラックでエラスティック・プラグインをインサートし『ワープ・ビュー』でタイミングを調整する時にも便利です。
設定>初期設定>編集を開き、右下の『ズーム切り替え』を設定します。
『トラックの高さ』を『ウィンドウに合わせる』を選びます。
ズーム・インした際に行う編集作業として、エラスティックを使った『ワープ』での作業が多い場合は、『トラックビュー』を『ワープ / ノート』を選択し、細かい編集用に『ズーム時はグリッド設定変更』にチェックをします。
ズーム・インして編集したいリージョンを選択肢し、
『ズーム切り替え』ボタン
もしくはキーボード上の『E』(い)を押すと選択しているリージョンが画面いっぱいに広がり、エラスティック・プラグインがインサートされているオーディオ・トラックはワープ・ビューに切り替わります。
ズーム切り替え後に『グリッド』の値を細かく設定すると、ワープ・マーカーをグリッド上に細かく移動する時に便利です。
再び『ズーム切り替え』ボタンもしくはキーボード上の『E』(い)を押すともとのサイズに戻ります。