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Digidesignから、新たなオーディオインターフェイスが発売されました!!
Eleven Rack
名前からピンとくる方もいらっしゃるとは思いますが、要は、完全ギタリスト仕様のPro Tools LEシステムです。
マイクプリやMIDI、ライン入力も搭載しているので、ギターの録音以外にも、幅広く使用することができます。
もちろん、既存のMbox2、003、HDシステムユーザーもElevenRackを使用することができます! 詳しくはDigiSpaceのスタッフにおたずねください!
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知り合いのアメリカ人が、以前こんなことを言っていました。
「デジデザインは、よくパーティーに遅れてくるけど、いつも最高のビールをもってくるよな。」
うまいこというよな~、と思いました。いままで、さまざまなプラグインで同じパターンが何度か見受けられましたが、今回の製品もまさにそのパターンです。
つまり……
ギターアンプ&エフェクトシュミレーターを、外部プロセスで、という発想自体は決して新しくないのですが(つまりパーティーにはおくれてきている)、その音質、そして、Pro Toolsと一緒に使用したときの連動性そして豊富なリアンプのオプションなど…..とにかくオイシイ機能が満載なのです(最高のビール)。
この、Eleven Rack、簡単に言うと、DSPチップを2機搭載したPro Tools LE専用オーディオインターフェイスで、その外部DSPで、すべてのギター処理を行う、USB2.0接続のオーディオインターフェイスです。
ですので…ギター処理に関しては、CPUに一切の付加をかけない、そして、何より、録音時のレイテンシがない(!!)という優れものです。
Eleven Rackには、Pro Tools LE 8.0.1が付属しており、そのバージョンを使うとしたの写真のようにElevenのセクションがツールバーに追加されます。
ここから、ElevenのGUIを表示します。
なんとなく通常のプラグインのような表示ですが、実際の処理は、すべてEleven Rack上のDSPチップによって行われています。
Pro Tools 上ではこんな感じで表示されます。
では、段階を踏んでEleven Rackの詳細をチェックしてゆきましょう!
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Overview 概要 You Tubeビデオ
アンプ・モデリング・ソリューションは、さまざまものが既に発売されていますが、実は、それらのほぼすべてが、マイキングされた機材が生み出す深みと空間、レスポンスを完全に再現できていません。Elevenはそれらとは次元が異なります。
Eleven Rackは、世界でも最も人気の高いギター・アンプを使った際の演奏の感覚を、完全に再現しています。
まずは、最新の注意を払い、各時代のオリジナル・デザインから改造されずに残っているアンプを選定し、ビンテージとモダンの優れたアンプやキャビネットを数年間かけて厳選し、その後、コンポーネントを隅々まで研究し、詳細な計測を行い、シグナル・パスすべてのステージをキャプチャーしました。 それにより、パワー・アンプのサグ、ゴースト・ノート及びキャビネットの共振など、他のアンプ・モデリング・ディベロッパーが見逃している部分にも注意を払い、これまではマイキングされた本物のアンプを使わない限り実現不可能だった、本当の意味でのマルチ・ディメンションのハイパーリアルなレスポンスがで実現されているのです!
アンプ・リスト (すべて真空管アンプです)
さらにキャビネットにも非常なこだわりが注ぎ込まれています。 コンボリューション・プロセッシングを利用し、マイキングされたコンボ・トーンの作成に使用するキャビネットやマイクの正確なサウンドをキャプチャーすることにより、一般的なアンプ・モデリング・ソリューションのように、EQフィルターを使って、サウンドの“フェイク”を作っているものとは、まったく次元が異なります。
キャビネット・リスト
なお、開発において常に最先端のマイキング・テクニックが使われるよう、ギター・レコーディングのエキスパートであるジョン・カニベルティ氏(プラチナム/ゴールド・アルバムを生み出してきたレコーディング・エンジニア/プロデューサー、Reampボックスの発明者)も開発に参加しているという話です。
なお、使用可能なマイクは以下のとおりです。
もちろん、Eleven Rackには、アンプのモデリングだけではなく、実際のギターエフェクトも多数付属しております。
これも、ただ、エフェクトをエミュレーションして付加しただけではありません。
デジタルでは成しえない、ギターと実際のアンプやエフェクトの電子的な関係を再現する入力回路、独自のTrue-Zダイレクト入力を開発しました。
これにより、特定のアンプやエフェクト機材のシグナルチェーンのインピーダンスへ、自動的に入力インピーダンスがマッチし、Eleven Rackは本物のアンプやエフェクトを使用しているのと同じサウンドや感覚を得ることができるのです!
Spring Reverb (Fender Deluxe Reverb)
Green JRC Overdrive (Ibanez TS-808)
Tri-Knob Fuzz (Electro Harmonix Big Muff Pi)
Black Op Distortion (ProCo Rat)
Shine Wah (V-846)
C1 Chorus/Vibrato (Boss CE-1)
Orange Phaser (MXR Phase 90)
EP Tape Echo (Maestro Echoplex EP-3)
BBD Delay (Electro Harmonix Deluxe Memory Man)
Grey Compressor (Ross Compressor)
Vibe Phaser (Univox Uni-Vibe)
Black Wah (Thomas Organ CB-95 Crybaby)
Flanger
Roto Speaker
Volume Pedal
Eleven SR (ステレオリバーブ)
Graphic EQ
Tuner
そして、当然、いつも使用しているお気に入りのストンプエフェクトやラックエフェクトなどは、「FX LOOP」を使用し、Eleven Rackの背面、Send & Returnにて接続が可能。
もちろんPro Toolsのプラグインも使うことができますので、音つくりの可能性は、まさに無限大です。
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Recording ~レコーディング~ You Tubeビデオ
USB2.0で最高96Kまでの録音が可能です。
しかも、ユニークなのは、アンプやエフェクトが付加されていない「ドライ」音と、エフェクト>アンプ>キャビ>マイクを通った「ウェット」音のそれぞれを、異なるトラックに同時に録音することが可能です。
これにより、通常、カットポイント(編集ポイント)を確認しにくい、ディストーションやディレイのかかったウェットの波形も、ドライ波形を見れば、ピッキングのアタックが明確に確認できるので、非常に便利です。
そして、これは、Pro ToolsとEleven Rackのコンビネーションならではの機能ですが、なんと、録音したリージョンには、その時に設定したElevenの設定がメタデータとして一緒に保存されます。 いちいち音色を保存する必要はありません。 右クリックで設定をリコールするだけで、Eleven Rackの設定がリコールされるのです!
これは、便利ですね~!
そして、なにより、ドライ音がある、ということは、この後に続く、さまざまな「リアンプ」のオプションへと話が続くわけです…。
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Reamping ~リアンプ~ You Tubeビデオ
リアンプには、色々なオプションがあります。
まず、録音したドライ音のトラックのアウトプットを設定して、そのまま、Eleven Rackへと戻してやり、他の設定で音色を変え、それを、もう一つのトラックに録音しなおす方法。 一番シンプルな方法ですね。
それから、面白いのは、Eleven Rackのフロントに搭載されているマイクプリを使用した、リアンプの方法です。
これは、ドライ音トラックのアウトを、いったんEleven Rackに戻し、さらに、Eleven Rackの「Output to Amp」を実際のギターアンプに接続して、ギターアンプから出力します。 そしてその音をマイクで録音してPro Toolsに記録するわけです。 その際、選択でEleven Rackのエフェクトを通しての音をマイクで拾うことができますので、考え方を変えれば、ボーカルの録音時などにも使えて非常に便利です。
さらに、このマイクプリによるリアンプオプションは、日本の宅録事情に非常にフィットしています。
例えば、夜中ヘッドフォンでノリノリで演奏したデータを、後日リハスタに持ち込んで、実際のギターアンプにマイキングしてのリアンプができるので、リハスタでは演奏に労力を費やす必要が無く、納得行くまでマイキングに時間を割くことができるので、これらのいわゆる「シュミレーション」を使用したときに陥りやすい、「誰もが同じ音」になることなく、非常に個性的な音作りが可能となります。
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Live ~ライブ~ You Tubeビデオ
Eleven Rackは、もちろん、ライブでも活躍します。
ギターのピッキングの細かいニュアンス、さらには、ギターのボリュームを絞ったときのアンプの鳴り、とフルテンにしたときの鳴りの音質の違いまで、正確に再現が可能です! 当たり前のように聞こえますが、実は、いままでのシミュレーターではなかなか実現できていなかった部分です。
なお、ElevenRackはMainOutをライブハウスのPA卓に送り、「Output to Amp」からは、自分のギターアンプにつなげることができます。
当然、キャビネットをOFFに設定して、ElevenRackを純粋なヘッドアンプとして使用することも可能!
さらに、フロントパネルの操作も非常に直感的。マニュアル要らないくらいです。
もちろん、既存のMIDIフットペダルコントローラーなども使用できます。
Digidesignからは特に推奨機種が発表されてはいませんが、
http://www.voodoolab.com/products.htm
http://www.roland.com/products/en/FC-300/
http://www.behringer.com/EN/Products/FCB1010.aspx
このあたりでは問題なく使用できているようです。 ご参考まで。
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Eleven RackはDigidesignが自信を持って、すべてのギタリストにおくる、現存最高峰のギターソリューションなのです。
「所詮デジタルでしょ?」という、こだわりのあるギタリストに、是非是非、使っていただきたい一品です! まずはお試しあれ!
DigiSpaceでは、特設のEleven Rack試奏コーナーを録音ブース内に設置しておりますので、大音量で納得行くまで音質をチェックすることができます。 是非、ご気軽にお立ち寄りください。
もちろん、MYギターの持ち込みも歓迎です!!
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最後に、海外著名人のコメントをご紹介します。
★“This just changes the game. You’re going to see these everywhere.” –Dann Huff | Michael Jackson, Faith Hill, Shania Twain
★「Elevenでは、大抵のプラグインでは失われているような食い付きやアタック感が実現しています。自分のプレイに、本物のチューブ・アンプ同様に反応してくれるよ」 —デイヴ・ナヴァロ (ギタリスト:レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、ジェーンズ・アディクション、パニック・チャンネル)
★「この何年か、コンパクトなプリアンプやアンプ・エミュレーション・プラグインには可能性を感じていたけど、本物のギター・アンプを本当の意味で置き換えられるプラグインはElevenが初めてだね。 This is gonna change everything.」
—ジェームス・マイケル (プロデューサー、エンジニア、ソングライター:モートリー・クルー、ミートローフ、スコーピオンズ)
★「Elevenは最高だね。サウンドは素晴らしいし、リアルで優れたトーンを簡単に得ることができる」—ジョーイ・サンチアゴ (ギタリスト:ピクシーズ)
★「Elevenは素晴らしいプラグインだよ。ギター・サウンドが、よりビッグになる!」—ギル・ノートン(プロデューサー:フー・ファイターズ、ピクシーズ)
★「Elevenは、ほかのアンプ・モデルの強力版のようなサウンドだね。とても感動している!」 —トニー・ビスコンティ (プロデューサー:デビッド・ボウイ、T・レックス、 モリッシー)
★「目隠しされていたら、確実にアンプを使っていると答えるだろうね」— デイヴ・クーリー (プロデューサー:シルバーサン・ピックアップス、 ダーカー・マイ・ラブ)
★「Elevenのサウンドは驚異的だ。ほぼ全てのレコーディングで使っているよ」—カーキ・キング(ギタリスト、シンガーソングライター)
★「ElevenのAC30モデルは、これまで聴いたものの中でも最高だね」—デイビッド・ブライソン (ギタリスト: カウンティング・クロウズ)
★「このプラグインはメタルだよ!」—ブランドン・スモール (ギタリスト:デスロック/メタロカリプスのクリエーターのクリエーター)