Pro Toolsのエキスパートが、Pro Toolsでの作業で必要になる、便利なショートカットや、ティップスをご紹介します。
Pro Toolsを使う上で実は初期値はOFFとなっている便利な初期設定があります。
作業効率をUPさせる初期設定をご紹介したいと思います。
初期設定を変更する場合、
設定→初期設定
を選択します。
よくプラグインを探す時に、「あのプラグインはどの種類だろう?」など、探すのに手間取る事があると思います。
そんな時は表示の初期設定で、プラグインの整列表示を種類と製造元としておくと、メーカーから辿って探し出したりできて便利です。
プラグインリストの整列表示方法が変更されます。
これは初期設定とは違いますが、いつもよく使うプラグインをお気に入りとして登録する事も出来ます。
プラグインをインサートする際に、[Mac]ならCommandを押しながら[Windows]ならControlを押しながら
お気に入りに登録したいプラグインを選択する事で登録され、プラグインリストの一番TOPに表示されます。
お気に入りから外す場合は、同じ手順でお気に入りから外せます。
続いて『操作』の初期設定。
ループレコーディングをする方は、絶対に覚えておいた方が良い便利機能です。
これで、ループレコーディングのときは、新規プレイリストを自動的に作成されるようになります。
初期設定変更後にループレコーディングを行うと、トラック表示切り替えにプレイリストが表示されます。
プレイリスト表示すると
ここから自由に最良テイクを作り出せて、非常に便利です。
テイク編集方法は #7. ループ・レコーディングとテイク編集
で紹介しております。そちらも併せてご覧下さい。
続いて、MIDIについての初期設定です。
MIDIの打ち込みをする際に、クオンタイズを試したり、トランスポーズでキーチェンジを試すなど
MIDIリアルタイムプロパティーを使う事でそれらの変更は初期設定に関係なく出来ますが、
表示上は変更されずどんな状態なのか視覚的に把握する事ができません。
そこで、初期設定を変更しリアルタイムプロパティーによって修正されたイベントを表示させます。
打ち込みをした後に、下記からリアルタイムプロパティーを表示させます。
16分音符でクオンタイズされ、表示もグリッド線上に吸着しているのが確認できます。
初期設定を変更していない場合、下図のように表示が変更されず入力時のノートの位置を表示します。
その他にも作業に適した初期設定はあります。是非初期設定を見直ししてみて下さい。