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Pro Toolsのエキスパートが、Pro Toolsでの作業で必要になる、便利なショートカットや、ティップスをご紹介します。

Pro Tools 2018リリース!iLokクラウドでの動作を確認!!

2018年1月31日

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日本時間で本日より開催されているNAMMショウ 2018にて、AvidよりPro Tools最新バージョンとなるPro Tools 2018のリリースが発表されました。年間プランが有効期間中のユーザー様はマスターアカウントよりダウンロード/無償にて使用することが可能となっています。年間プランについてはこちらの記事をご覧ください。Pro Tools 2018では、トラック・プリセットさかのぼりレコード機能ターゲット・プレイリストなど、ワークフローを加速する数々の新機能が追加されています。各機能の詳細はAvidブログ日本語版をご覧ください!
ROCK ON PROでも早速Pro Tools 2018をダウンロード、業務フローで注目されるiLokクラウドでの起動を確認しました!その様子は記事後半に掲載しますので、ぜひご覧ください!!


NAMMでのAvidプレゼンテーションの様子、関連情報はこちら!
Rock oNショウレポート NAMM2018 Day1 AVID速報ダイジェスト
Rock oNショウレポート NAMM2018 Day1 Avid Pro Tools


Pro Tools 2018 新機能に関する情報(Avidブログ日本語版)

>>新機能一覧

>>プレイリストを編集

>>トラックプリセット

>>ミックス時のビジュアル・フィードバックを強化(2018.1.29 追加)

>>MIDI編集機能(2018.1.29 追加)

>>コラボレーションのハードルがさらに低く!(2018.1.29 追加)

>>Pro Tools 2018.1 リリース情報

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iLokクラウドでPro Tools 2018を起動してみました!

Pro Tools及び全てのAvidオーディオ・プラグインは、iLokクラウド・キーに対応しました。これにより、iLok物理キーを使用することなくPro Tools 2018を動作させることが可能となり、それにより空いたUSBポートをMIDIキーボードやオーディオ・インターフェイスに使用することが可能となります。これまで通りiLokキーで動作させることも引き続き可能ですが、ひとつのライセンスを複数の場所で使用するような場合にiLokドングルを持ち運ぶ必要がなくなり、「iLokを忘れた!」「途中で失くしてしまった!!」というトラブルを回避することもできます。
しかし、こうした基盤システムの変更は業務で使用されているユーザー様には不安要素であることも事実。そこで、ROCK ON PROではリリースされたばかりのPro Tools 2018を早速iLokクラウド・ライセンスにて起動してみました!新しい認証システムがどのような動きをするのか!?注意点も含め、レポートいたします!

POINTS!
・あらかじめiLok License Managerで操作をしなくても、Pro Toolsを起動すれば自動的にクラウドにアクティベーションされる!
・Pro Toolsが閉じていれば、別のコンピューターでPro Toolsを起動することも可能!
・常時インターネット接続がないとiLokクラウドのアクティベーションは有効にならない!


1_iLokCloud-Activation
ライセンスの入ったiLokを挿さずにPro Toolsを起動すると、Activationを促す画面が現れますので「Activate」をクリックします。

2_iLokCloud-Activation-Login
iLokアカウントへのログインを促されますので、UserIDとパスワードを入力して「Next」をクリックします。

3_iLokCloud-Activation-OpenSession
すると、Availableにあるライセンスが自動的にクラウドセッションにアクティベートされ、Pro Toolsが起動します。

4_iLokCloud-LicenseManager
この時、iLok License Managerを開くと左側のロケーション欄に「CLOUD」が追加され、ここにPro Toolsライセンスがアクティベートされているのが分かります。

5_iLokCloud-LicenseManager-deactivate
クラウドセッションを手動で開く/閉じる時は、上部メニューバーの「File」から操作します。

Pro Tools起動中にネットワークがオフラインになったら!?

6_iLokCloud-Offline
ライセンスのアクティベートまで自動で行ってくれる便利なiLokクラウドですが、ROCK ON PROで検証の結果、アクティベーションのためにはインターネットに常時接続している必要があることが判明しました!では、Pro Toolsでの作業中に万一ネットワークが落ちてしまったり、誤ってLANケーブルが抜けてしまった場合、作業中のセッションはどうなるの!?ということで、こちらもレポートいたします!
結論から言うと、作業中であってもネットワークがオフラインになってしまうとPro Toolsは起動できません。しかし、再生や録音など、Pro Toolsが動作している間はPro Toolsが強制終了してしまうようなことはなく、動作を止めた段階でアラートが出る仕様のようです。5分以内にオンラインに復帰する、またはiLok物理キーでのオーソライズを行えば、そのままの状態で引き続きPro Toolsを使用できます。残念ながら、Pro Tools使用中にホストコンピューターをインターネットに常時接続しておくことができないユーザー様はiLokクラウドでのオーサライズは選択していただけない、というのが現時点での結論ということになります!

年間プラン期間中のユーザーであればPro Tools 2018を使用可能!

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年間プランが有効期間中のユーザー様は、すでにマスターアカウントからPro Tools 2018をダウンロードしてご使用いただくことが可能です。「年間プランってなんだっけ!?」「有効期間の確認方法は?」「有効期間が切れていた!!」という方はこちらの記事をご覧ください!ROCK ON PROがみなさまを快適なPro Tools環境へご案内します!!

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