Pro Toolsのエキスパートが、Pro Toolsでの作業で必要になる、便利なショートカットや、ティップスをご紹介します。
今回はBack to Basicとでも言うべきPro Tools の基本ですが、トラックミュートとトラックの非アクティブ化についてです。
簡単な話、トラックミュートは音のパスだけを止め、音を鳴らしません。
トラックを非アクティブにすると、そのトラックをCPUで処理させないため、音が出ません。
どちらも同じ様に音が出ない状態とする事が出来ます。
では、違いについて。
トラックミュートは、実際にはそのトラック上のプラグイン処理なども全て行っており、オートメーションとしても書き込めます。
一時的に使用しないのならばミュートがボタン一つでON/OFF出来るためオススメです。
トラックの非アクティブ化は、先ほども述べた様にCPUの処理から解放するため、オートメーションなどは書き込めません。
その代わりに、録音データは消さずにCPUにも負担を掛けずデータを置いておく事が出来ます。
非アクティブにしたトラックにプラグインや各種オートメーションが書き込まれていても
設定やオートメーション情報は残す事が出来るため、コンピュータの限界まで音作りをする方はうまくこの非アクティブ化を活用ください。
選択トラックを非アクティブ化するには、トラックメニューより、非アクティブを選択します。
非アクティブにしたトラックはグレーアウトします。 非アクティブにした同じ手順で再度アクティブ化する事が出来ます。