Pro Toolsのエキスパートが、Pro Toolsでの作業で必要になる、便利なショートカットや、ティップスをご紹介します。
マルチトラックのドラムの修正はBeat Detectiveにお願いしましょう!LEの場合はMusic Production Toolkitオプションが必要です。
まず、わかり易く曲頭の『Kick』と曲終わりの『Kick』を『タブトゥトランジェント』で検出してテンポマップします。
command + キーパッド8もしくはメニューバー>イベント>Beat Detectiveを選択します。
曲頭の『Kick』を一小節目の一拍目にしたい時は、開始小節/拍:1|1にします。
再生しながら『終了をタップ』して『終了小節/拍』が安定するまでタップします。タップテンポについては#46.テンポマップについても参考にして下さい。
『生成』をクリックしオーディオリージョンの位置を変更しない場合は『サンプル位置を維持』を選択してOKです。
テンポマップが表示されます。
テンポマップで表示されているテンポで平均的なテンポに落とし込みます。
メニュー>イベント>テンポ操作>テンポ操作ウィンドウもしくはoption + テンキー2でテンポ操作ウィンドウを開き、任意のテンポを入力します。
Kickドラムトラックのリージョンを選択した状態で、検出『ノーマル』で『分析する』をクリックします。
『感度』を調節して選択範囲のピーク・トランジェントが正確に検知されるように調節します。
ビート・トリガーを加えるにはcommandを押しながらグラブツールで検出されなかったピーク・トランジェントでクリックします。逆に不必要なビート・トリガーはoptionを押しながらグラブツールでクリックして消します。
ビート・トリガーが決定したら、『分割』をクリックします。
同様にSnare, Hi Hatとビート・トリガーを『ノーマル』で『分析』して検出し『コレクション』に変更し『独自を付け加える』を押してKick, Snare, Hatのビート・トリガーを『コレクション』に加えてゆきます。各ビート・トリガーは色が違い見分ける事ができます。
コレクションされたビート・トリガーをオーバーヘッドトラックやルームトラックのリージョンを選択する事で反映させる事ができます。
分割された各トラックのリージョンを選択した『開始小節』『終了小節に』あわせて適合させます。
『グループ』を選択するとLogic, Cubase, MPCのグルーブも適合出来ます。
適合した後はリージョン同士のギャップをクロスフェードをかけて調節します。